文字通り「百合の花」を意味する日本語で、アニメや漫画などのメディアにおいて女性キャラクター同士の恋愛や親密な関係を描くジャンル・ファンダム用語として使われる。ボーイズラブ/やおいの女性向け対応ジャンルにあたり、控えめな「親密な友情」的な描写から明確な恋愛描写まで幅広く含む。
日本のファンダムにおいて由来がはっきりしている歴史あるジャンルラベルであり、近年の百合アニメ・漫画の継続的な人気により、今では世界中のアニメファンダムで日常的に使われる語となっている。
例文
"あの新作アニメの主人公二人には強い百合の空気がある。"
由来 & 使い方
この語は1976年、ゲイ男性向け雑誌『薔薇族』の編集者・伊藤文学によって作られた。彼は読者投稿欄で「百合族」という語を、同誌が既に用いていたゲイ男性向けの呼称「薔薇族」に対応させる形で、レズビアンを指す言葉として導入した。白百合はロマン主義時代以来、日本文学において女性の美しさや清らかさの象徴とされてきており、それがこの対応する象徴として選ばれた理由である。 その後、エロ漫画や同人誌の作家たちが「百合」「百合子」をレズビアンキャラクターの実際の名前として採用するようになり、この花の名前がジャンルそのものを表すラベルとして定着した。1990~2000年代までには、日本国内でも、翻訳を通じて英語圏のアニメ・漫画ファンダムでも、女性同士の恋愛・親密な関係を描くジャンルを指す標準的なファンダム用語となった。
女性キャラクター同士の恋愛・親密な関係を中心に描くアニメ・漫画・関連メディアを説明・推薦・分類する際に使われ、控えめな表現から明確な表現まで含む。
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